まずはお気軽にお問い合わせください
当ルームでは、様々な内容のご相談に対応するために、継続的な相談を希望される場合でなくても、まずは1度お話ししてみられることをお勧めしています。ご相談の内容によっては、他機関についての情報提供をさせていただいたり、一定のアドバイス等によって状況の改善が見込まれたりする場合もあります。
また、初めての場所や、初めての相手に、ご自分のことを打ち明けることは簡単なことではありません。1度お話ししてみる中で、この場所で話していけそうか考えていただくことも大切なことと考えます。
一方で、1度限りのご相談やアドバイスで、すぐに楽になったり解決したりすることはなかなか難しいものです。継続的なご相談をお勧めする場合には、はじめに3,4回ほど、カウンセリングの方針を立てるための面接をさせていただき、問題となっていることの整理や問題の背景にあるものをある程度見きわめた上で、今後の方針について担当者からご提案し、継続相談の合意が得られてから、本格的なカウンセリングに入っていきます。
カウンセリングとは比較的健康な人を対象として行われ、主に言葉のコミュニケーションによって心理的に援助していくことを指すことが一般的です。それに対して心理療法や精神療法は、心の問題が比較的重い方や心の病を抱えている方に行われる心の治療を指すことが多いようです。
心理療法と精神療法は、英語では共にpsychotherapyと呼ばれ、基本的に同じものを指しています。日本では、心理の専門家は「心理療法」、医師は「精神療法」と呼ぶことが一般的です。
このように、カウンセリングと心理療法(精神療法)は、専門的には区別されるものではありますが、ここではまとめて「カウンセリング」と呼んでいる場合があります。
精神分析というのは、19世紀の終わりにフロイトによって始められた心理面接の方法です。ベースにある考え方は、人の心の中にある無意識の心理的葛藤に光を当てて、心の全体的なことについて理解をしていくというものです。
人の心は意識できるところと、無意識という自分ではなかなか気付くことの難しいところにわかれています。もし人が自分の心の中を隅々まで意識して、心の世界をすべて自分でコントロールしようとしたとしても、無意識の領域を思うように動かすことはできません。カウンセリングを希望される方のお困りごとや悩みごとの中には、実は無意識的なものに動かされて自分では望んでいるはずのない行動を取ってしまったり、自分ではそんな風にしたいとは思っていないのに、いつも同じようなことで人間関係を難しいものにしてしまったり・・・。そういったことが少なくありません。
具体例をあげてみましょう。
・子どもの頃から母を怒らせまいと気を遣うことが多かった。結婚した夫は子どものような人で、育児や家事には全く協力してくれない。せめて子どもはいい子でいてほしいのに、好き勝手に振舞うので、イライラしてつい厳しく当たってしまう。
・周りの人が苦労するのは気の毒な気がしてつい仕事を引き受けてしまい、いつも忙しすぎる日々を送っている。最近身体の調子が悪くて休んでしまったり、頑張って電車に乗っても気分が悪くなってしまう。病院に行って検査をしたけれど、身体的には問題ないと言われてしまった。
ここにあげたのはほんの一例ですが、精神分析的な理解を用いた心理療法では、ご本人の語られることを大切に伺うことはもちろん、まだ語られていない心の内側についても治療者とともに探索し、自分自身について深く理解していくことを目指します。同時に、治療者という日常生活とは違う人間関係を体験する中で、それまで難しかったことができるようになったり、生きやすくなったりすることも目指します。